爪のナイフ

舞台照明をやっていた親父にくっついてよく劇場へ行きました。
派手な大道具の裏側はベニヤ板のハリボテで電飾の配線だらけ、
楽屋は出演者たちの化粧の匂いと古いホコリのニオイ。
いつもニコやかに遊んでくれる大人たちがピリピリしてる。
放っておかれて退屈してる私が覗き込んだ、
使われていない楽屋の片隅に、
ビロード張りの古ぼけた椅子が置かれていました。  

 

★data★カメラ:Rollei35/場所:オランダ・アムステルダム/お話:T.Yoshitomi(Special Thanks!)

 

 

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